指宿温泉 弥次ヶ湯温泉

住宅と商店が点在する町の一角にある温泉です。
浴舎だけ見ると、タイムスリップしたような錯覚に陥ります。いきなり昭和、あるいはそれ以前の時代に引き戻されたようです。



受付にいた主人は、丁寧に温泉のことを説明してくれました。
源泉がそのまま注がれている浴槽と加水することができる浴槽(大黒湯)があること、そして両方に入れること。それでは大黒湯から。



脱衣所と浴室は一体化しています。
脱衣所の壁には棚が並び中央にはバンコが置かれています。スノコの上で服を脱ぎ2段ほど降りると浴槽のある床です。
茶色に変色したコンクリート製の床の中央に浴槽が埋め込まれています。床は壁に向かって傾斜が付けられ、洗い湯が浴槽へ入るのを防いでいるようです。湯は潮濁りに青を加えたような色。



体を拭いて隣り合った源泉の浴場へ移動します。
こちらにも狭いながら脱衣所があります。浴室と脱衣所が一体化しています。こちらは階段を数段下ります。竹でしつらえた壁が浴室を囲み、浴室の中央やや奥に浴槽が配置されています。源泉のみの投入とのこと、適温です。

終始、にんまり顔のままでした。


指宿温泉 弥次ヶ湯温泉
鹿児島県指宿市十町1068
0993(22)3030 HP
ナトリウム塩化物泉
270円
7:00~21:00
休:2・4木曜日
2011/4/16