十三奉行温泉

出水市野田町の中心部、野田郷駅前交差点から国道504号を阿久根市方面へ約1km進みます。国道がカーブする直前から左折、坂道を400mほど登って行くと左手に丸太を使った手づくり看板が待ち受けます。



木造施設の周りは果樹園で、自然に溶け込んでいます。玄関を入ると左手に受付、こちらで料金を支払います。浴室は左手、まっすぐ進むと休憩室です。開設して1年ほどの新しい施設です。脱衣所は木のぬくもりがあふれています。木製の棚が並び、籠が用意されています。100円バック式のロッカーも完備されています。



浴室のドアを開けると左手に浴槽、右手に洗い場という配置です。先客3人。正面の窓からは庭が見えます。塀が設置されているため、戸外の景色を眺めることへできません。浴槽はタイルを使わず平石が貼られています。床にも平石が用いられています。湯は弱く白濁、浴槽内は湯面まで白く変色しています。湯口には褐色の析出物の塊ができています。掛け流しで提供されている湯は熱め、湯口の湯を口に含んでみますと明快な塩味が広がります。




受付の方によると、ボーリング会社が経営する施設で、果樹園に水をかけるため井戸を掘ったところ温泉が出たとのこと。しばらくは会社の保養所として利用していたが、一般にも提供してほしいとの要望があり公衆浴場として開放したとのこと。
以前は茶色の湯だったそうです。その後、白くなったり、透明であったりと変化してきたそうです。温泉の名は、この辺りの地名から付けたとのことです。

2016年4月訪問時の記録はこちら


十三奉行(じゅさぶろ)温泉
出水市野田町下名4974
0996(84)2488
ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉
47.5℃
シャンプー類なし
内湯
300円
800円/日(弁当持ち込み可)
300円/半日(弁当持ち込み可)
10:00~21:00
休:第2・4水曜日
2011/11/19