横川温泉

横川インターと牧園町の中心部をつなぐ県道50号が、並行して走る肥薩線植村駅を通るあたり、田んぼの中を走る小道沿いにぽつんと建っています。
建物の周りに植えられた木々が繁茂し、壁に書かれた温泉名が見えにくいため、本来なら県道からすぐさま見つけることができるはずが、気をつけていないと見落としてしまいます。




ひっそりとした印象を受ける佇まい、入口は閉ざされ、営業していないように見えるものの戸は開きます。
入ると正面に男湯女湯の入口、その間に置かれたアイスクリームボックスが迎えます。受付は右手で、声をかけると男性が顔を出されました。料金を支払い浴場へ。




少なからずの時間を経た脱衣所には木製の棚が置かれ、スノコが用意されています。壁には昭和60年の温泉分析表が掲げられています。アルミサッシの扉を開けると浴室です。2槽に分かれた浴槽が、右手の壁から正面窓に沿い配置されてます。変った形状です。




湯口がある槽は内側に貼られた薄水色のタイルがこげ茶に変色しています。見る限り湯は無色透明、鉱物臭がします。溢れた湯は惜しげもなく浴槽の淵を越え、洗い場に流れ去って行きます。




湯気が漂う窓には水滴が流れます。ガラスの外には刈り取りを終えた田んぼが続き、その先には山々が連なります。浮かべられた柚子の香りを楽しみながら、誰もいない湯に身を沈め、穏やかな風景をしばらく楽しませていただきました。


横川温泉
霧島市横川町中ノ下喜開田3461
0995(72)1809
単純温泉
45.2℃
シャンプー類なし ドライヤーあり
内湯
150円
7:00~22:00
休:第1・3月曜日
2013/12/22