霧島温泉

JR鹿児島中央駅から城山方面へ1kmほど、マンションや事務所、店舗などが立ち並ぶ街中に切妻屋根の浴舎が建つ。異質の空間を演じているようだ。建物の壁には赤色の温泉印と縦書きで「霧島温泉」と書かれた木板が掲げられている。



入口には必要な情報が木板に書かれ掲示されている。中に入ると番台、女性の方に料金を支払う。脱衣所は洗面台と脱衣棚が並ぶコーナー、マッサージチェアーコーナー、長椅子コーナーと簡易に仕切られている。上を見ると無垢板などでデザインされた天井が懐深く迎えてくれる。




扉を開けると浴室だ。中央に長方形の浴槽が配置されている。2層に分かれているが、仕切り壁は湯面下にある。湯口のある浴槽ではジャグジーが勢いよく作動している。表示によれば、循環装置が用いられているようだ。
壷のような意匠から注がれる湯口の湯は飲用できる。澄んで透明の湯はやや熱め。臭いはない。口に含むと弱く塩味を感じる。肌に留まる印象はない。素直な湯だ。



洗い場には押し込み式の蛇口が三方の壁に並ぶ。窓側と正面の洗い場にはシャワーも備わる。供給される湯は温泉だ。天井は水色に塗られ、妻壁には裸体の絵が掲げられている。男女を分ける壁は思いのほか低く感じる。




浴室には赤外線サウナが備わり、正面右側には水風呂が用意されている。
脱衣所も浴室も隅々まで掃除が行き届いている。


霧島温泉
鹿児島市西千石町6-20
099(222)4311
塩化物泉
48.1℃
シャンプー類なし ドライヤーあり(有料30円)
内湯 サウナ 水風呂
390円
6:00~22:30
休:毎月15日
2015/5/5