霧島神宮温泉 民宿きりしま路

霧島神宮参道の賑わいを支える食堂や土産物屋のなかには、宿泊可で温泉を提供している店がある。その一つがこちら。
昼食時を過ぎた時刻、立ち寄り湯をお願いする。浴場は食堂店内左側から奥へ延びる土間の先にある。




手前が男湯、奥に女湯がある。至って簡素な脱衣所には木製の棚とプラ籠が用意されている。扉を開けると正面の窓に沿って浴槽が配置されている。洗い場は左側の壁に2か所ある。



湯は窓側から突き出た小ぶりのパイプから注がれている。手に取ろうとするが熱い。鼻を近づけると硫化水素臭を感じる。口に含むと玉子味が広がる。浴槽の底には乳白色の温泉成分が沈殿している。湯の花のようだ。身を沈めると湯が動き、湯の花が浴槽内を浮遊する。
洗い場の湯印蛇口を開けると、白濁した湯が出てくる。硫化水素臭が強い。源泉が供給されているようだ。浴槽に注がれている湯よりも強い硫化水素臭を感じる。




湯は国有林に源がある。引き湯のようだ。
窓は霧島神宮を向いている。深い緑の波がひたすら続いている。


霧島神宮温泉 民宿きりしま路
霧島市田口2459
0995(57)0272
単純温泉
58.8℃
シャンプー類なし(石鹸あり) ドライヤーなし
内湯
300円
10:00~18:00
2015/9/26