安楽温泉歓迎看板から妙見温泉よりに100mほど南下したあたり、左へ上る小道がある。道なりに上り坂を進むと右手に宿の名称を壁に掲げた建物がある。
浴舎は建物奥にあり、建物の中を通っても、戸外からも行ける。戸外から向かうと倉庫のような浴舎の入口に清涼飲料水の自販機があった。扉は二つで、男女の区分は書かれていない。料金は宿の受付で支払う。
中に入ると土間でつながっていた。どちらの扉から入っても差し障りはない。浴場の入口は土間にあり、右が男湯である。
脱衣所には棚があり籠が並ぶ。壁に鏡が備わるほか、扇風機が回る。透明ガラスの引き戸を開けると浴場だ。軽量鉄骨とスレートで組み上げられた建物であることが分かる。
浴槽は二つに区分され、源泉はパイプから双方に注がれている。パイプは斜めに設置され、手前が少なめ、先の浴槽に多めの湯が注がれている。手前の槽には加水可との表示がある。加水せずとも適温を楽しめる。浴槽はコンクリート製のように思われるが、温泉成分で茶色に包み込まれ原色を知ることはできない。口に含むと酸味が広がる。湯に特筆する臭は感じ取れない。肌には優しい印象を残す。
浴槽の隅にはうたせ湯がある。注ぐ勢いに任せると肩のコリもほぐれそうだ。
洗い場は右の壁側にある。蛇口からは水が出るのみ。洗う際は浴槽から湯をくみ上げることになる。
源泉は宿の敷地内にあるようだ。
楽園荘は温泉宿だ。敷地内には温泉付き戸建の部屋もある。
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妙見温泉 楽園荘
霧島市隼人町嘉例川4363
0995(77)2121 ブログ
ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩温泉
51.6℃
シャンプー類なし ドライヤーなし
内湯 打たせ湯
200円
10:00~19:00
2015/9/27