自販機でチケットを購入し受付の方に渡すと入浴できる。右手に男湯の暖簾が揺れる。脱衣所には無料の鍵付きの木製棚が備わる。エアコンも完備され真夏でも快適な空間が得られそうだ。
扉を開けると浴場だ。右手に洗い場が並び左に浴槽が2つ配置されている。手前の広い浴槽に新床温泉が引かれ、奥の小さな浴槽には関平温泉が満たされている。
新床温泉は霧島高原国民休養地の浴場の湯と同じ源泉で、新床国有林に源を有する。分析表からすれば個性的な湯を期待するが、少し茶色を帯びていること、浴槽の表面が茶色に染まっていること、浴槽の湯面と同じ位置に温泉成分の付着が見られる程度に留まる。口に含んでも明快な味は残さない。肌を刺激する素振りもない。
関平温泉は濁りのない透明度を見せる。口に広がるのはシンプルで特徴のない味だ。浴感に特筆すべき印象はない。
関平温泉は湯量が低下しているらしい。新床温泉と関平温泉の浴槽規模の違いは湯量の差のようだ。
湯上りの受付前には貸切湯の空きを待つ人が数組いた。この日は雨、風景を楽しむには不向きな空模様だった。快晴の日なら、開放的な風景を楽しめるようだ。
毎月26日は一般浴場が無料で提供される。
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市営関平温泉
霧島市牧園町三体堂2057-10
0995（78）4012 HP
9：00～20：00
新床温泉
ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩・硫酸塩温泉
65℃
関平温泉
単純温泉
36.5℃
シャンプー類なし ドライヤーあり
内湯
310円（毎月26日は無料）
貸切湯（予約制）人数分の料金＋620円/60分
休：1・3火曜日
2015/9/27