安楽温泉 みょうばん湯

段差を利用した駐車場の上部に宿が建つ。坂道を上り玄関に入ろうとすると、立ち寄り湯の受付はこちらと書かれた札を見つけた。矢印に従い進むと、小さな木製料金箱がある。こちらに料金を入れ浴舎へ進む。





脱衣所は新しい。真新しい木製の棚が用意されている。扉を開けると明るい浴室が現れる。左の角に浴槽、正面右よりの壁に洗い場が配置されている。浴槽の淵には丸い石が並び、間を抜けて溢れた湯が流れ去っていく。浴槽全体が茶色に染まっている。湯は薄い塩濁り。口に含むと酸味と鉱物味、苦味が広がる。





男湯の入口の隣には露天風呂の扉がある。入浴の際は札を入れる。扉を開けると、木々の緑の中に露天が現れる。薄く塩濁りの湯が満たされている。限られたスペースながら、自然を眺めゆったりと湯を楽しめる。湯面の色合いとは異なり、湯口付近や浴槽内部は茶色を帯びている。




宿の人と顔を合わせることもなく湯は楽しめる。おつりが必要な場合は声をかけるようにとの案内書きがある。

昭和の温泉分析結果が掲示されていた。


安楽温泉 みょうばん湯
霧島市牧園町宿窪田4193-7
0995(77)2625
純重炭酸土類泉
54.5℃
シャンプー類なし ドライヤーなし
内湯 露天
300円
9:30~17:30
2015/9/27