紫尾温泉 くすのき荘

区営紫尾温泉の斜め向かいに小奇麗な宿がある。車寄せから中に入ると広いロビーが迎える。立ち寄り湯をお願いする。一旦外に出て奥にある駐車場を見やると浴舎が見える。宿からは渡り廊下でつながっている。




浴舎の庇の下には清涼飲料水の自販機とダイヤル式の貴重品入れが置かれている。脱衣所には木製の棚が並び、エアコンと扇風機も用意されている。

アルミ製の引き戸を開けると三角形に近い五角形の主浴槽が目に入る。隣には細く小さい水風呂とサウナが並ぶ。右手壁と見返り壁に洗い場が配置されている。



主浴槽淵には昭和を思い出させる小さい長方形のタイルが貼られ、満たされる湯は薄い緑色を帯びている。弱い玉子味が口に広がり、肌はヌルスベ感に包まれる。紫尾温泉に来た甲斐があったと思わせる。洗い場にも源泉が供給されているようだ。




明るい戸外に目を移すと岩で組まれた露天が誘う。用いられる岩は大きい。露天の半分以上は簡易な屋根に守られている。強い日差しや雨天でも躊躇なく露天を楽しめる。湯口からは勢いよく湯が供給されている。





露天を溢れた湯の行く先に浅い浴槽がある。露天の手前に位置する。寝湯として利用されているようだ。竹が渡されていて、これを枕代わりに目を閉じると心地よい時間が過ぎていく。



宿の玄関側に飲泉場が設けられている。通りすがりに誰でも無料で飲むことができるようだ。傍らに立つ板には神の湯に関するうんちくが綴られている。


紫尾温泉 くすのき荘
薩摩郡さつま町紫尾2145-1
0996(59)8841
単純硫黄泉
46.9℃
シャンプー類あり ドライヤーあり
内湯 サウナ 水風呂 露天
500円
10:30~21:00
2016/4/30