妙見温泉 妙見荘 田島本館

   
湯治風情が残る安楽温泉から南へ進むと、まもなく妙見温泉へ達します。
湯治を目的の人々のほか、観光を目的の人々も利用するような温泉旅館も見られます。


妙見温泉街を流れる天降川、架かる細い橋を渡り終え、そして左折。
そのままゆっくり進むと、やがて妙見荘田島本館へ辿り着きます。

木造平屋の受付で料金を支払います。係りの方に付いて宿泊者の部屋が並ぶ建物の間を歩いていくと、浴舎です。
脱衣所には木製の棚、プラスティックの籠、木製のスノコが並びます。引き戸を開けると浴室です。


壁に面してコンクリート製の主浴槽と小さな浴槽が配置されています。浴室の壁は板が打ち付けられただけの、シンプルな造りです。湯は潮濁り、適温です。酸味を感じます。湯口からは絶え間なく湯が注がれています。浴槽の淵は茶褐色に変化、侵食されている部分もあるようです。


入口付近に洗い場があり、温泉が引かれているようです。
小さな浴槽は水が満たされていて、温泉と交互に入ることができます。


ゆっくり時を過ごしながら温泉で病を治す、
そんな湯治場の風情を感じることができる宿のようです。


妙見温泉 妙見荘 田島本館
霧島市牧園町宿窪田4236
0995(77)2205
炭酸水素塩泉(純重炭酸土類泉)
49.1℃
250円
8:30~21:00
2011/4/17