霧島温泉郷を貫く国道223号を南下していくと、湯治場の風情を残す安楽温泉にさしかかります。さらに進むと、妙見温泉温泉です。
きらく温泉は妙見温泉の中心部にあって、新館と旧館とから構成されているようです。
立ち寄り湯の場合、内湯と露天は別々の料金が設定されています。宿泊すると、24時間入り放題です。露天は木々の緑に囲まれ、開放されます。湯は熱めなのですが、夕刻の入浴だったためか適温です。
弱く濁っています。飲泉不可のようです。湯口付近の湯を口に含むと、金味を感じます。
内湯の浴槽は温泉成分の影響なのか、あちらこちらが削られ、きらく湯の歴史をかいま見るような思いがします。左手にある長い桝は、洗い場として利用します。浴室にあるプラ製の青い椅子に腰掛け、頭や体を洗います。内湯は熱め、湯面下で2つに仕切られています。湯口側より手前が温めですが、それでも熱くのんびりとは入っていられません。
旧館に宿泊(素泊まり)しました。4畳半の部屋でした。自炊に必要な施設は一応揃っているようです。鉄筋コンクリート造のため風情には欠けますが、安楽温泉や日当温泉などを巡るなら便利な立地かと思います。
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妙見温泉 きらく温泉
0995-77-2337 HP
霧島市隼人町嘉例川4385
ナトリウム・カルシウム炭酸水素塩温泉(低張性中性高温泉)
55.4℃
シャンプー類なし
200円/内湯
500円/露天
8:00~20:00
2009/9/21泊