広い駐車場はアスファルトが敷かれています。浴舎は木造、駅舎のような造りです。湯抜きが浴舎であることを物語っています。向かって左には受付、左端には薪が積まれているようです。受付で料金を支払い向かって右側にある入口から脱衣所に入ります。それにしても風情のある浴舎です。
脱衣所内は板張りで、壁も天井も板が張られています。木製の棚にはプラスチックの籠、余計なもは何もありません。浴室は思いのほか広く、高い天井です。浴室の腰壁は白いタイルが貼られ、浴槽はピンクにベージュを混ぜたような色のタイルが貼られています。浴槽の手前は一段高くなっています。この部分にはもうひとつ浴槽があったもので、現在はふさがれ蛇口がその名残を語っています。
湯は鉱泉を沸かしたもので、鈍く濁っています。この日は曇り空で暗く、色合いまでは窺い見ることができませんでした。浴感に特徴はなく、臭いもありません。窓際の壁には湯と水の押し込み式蛇口が3箇所、シャワーが1か所、飲用水の蛇口が1か所設けられています。浴舎の中は改修されているようで、昔の面影を残すのは木枠の窓、天井の湯抜きなどです。
浴舎の向かいには無料の休憩棟があります。こちらで寛ぐこともできるようです。見渡す周りは緑の森、追われるばかりの日常とは無縁の空間です。
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篠段温泉 寿湯
志布志市大崎町野方4936
0994（78）3778
冷鉱泉
シャンプー類なし
内湯
300円（小学生以下120円）
8：00～18：00（夏～19：00）
休：毎月1日、10日、20日、21日
2012/6/30