入来温泉 亀乃湯

国道328号入来温泉入口交差点から入来温泉入口アーチを抜けて細い道を進みます。古い建物が並んでいた温泉街はほとんどの建物が解かれ、当初目指したホテルは草が茂り蔦が絡む状態。
車を止めあたりを見回すと、空き地の先にポツンと立つ平屋建てが目に留まりました。中央の入口には亀乃湯の看板が掲げられています。




無人の番台には料金箱が備えられています。100円玉1枚で利用できます。右に男湯。番台の後ろには、椅子、テーブルが備えられた休憩室も用意されています。脱衣所には木製の棚とプラ籠、洗面台、椅子などが並びます。透明ガラス戸の向こうには浴室が待っています。




茶色に変色した主浴槽には、潮濁りの湯が満たされ、溢れた湯は洗い場へ流れ去っています。湯口はかかり湯の枡から伸び、枡に注がれる湯は赤いコックの鉄パイプから勢いよく注がれています。コックに触ることは禁止されています。枡の湯は激熱です。かかり湯の際は注意が必要です。
浴槽には踏み込みが手前と洗い場側にあり、短辺が深く長辺が浅めの造りです。湯を口に含むと塩味が広がりますが、べたつくような肌印象ではありません。洗い場の混合栓にも温泉が引かれているようです。




貸切のひと時をいただいた亀乃湯を後に、更地が広がる温泉街を進みます。
未入浴だった「あぜろ湯」は跡形もなく消え、柴垣湯のみが更地になった一体を背景にひっそりと佇んでいました。




入来温泉 亀乃湯
薩摩川内市入来町副田6075
0996(44)2561
泉質不明
泉温不明
シャンプー類なし ドライヤーなし
内湯
100円
6:00~21:00
2013/6/16